完璧に復習しよう

問題なのは、「一冊を完璧」にする方法、つまり完璧に復習する方法を、誰も習ったことがないということです。大学受験に合格するためには授業を受けることばかり強調され、「再構築」「記憶」の重要性に関しては「復習をしっかりすること」「テスト勉強をがんばれ」くらいしか言われたことがありません。ところが本当は「再構築」と「記憶」が成績を左右します。みんなで受ける授業が終われば、あとは1人で勉強する部分ですから、ここで人それぞれの方法に分かれ、成績が変わるのです。ですから「再構築」と「記憶」の方法を教えないままに授業をしたって、意味がないと思います。「わかっただけで終わらせず、できるようになるまで解く」「覚えたか、覚えていないか確認し、できなかった知識には×をつけ、できるようになるまでやる」「定期的に復習し、完全忘却を防ぐ」など、「一冊を完璧に」する方法に関しては、誰からも、なにも言われなさ過ぎだと思うのです。
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集団授業の問題点をすべて改善

個別指導塾は、できるようになるところまで「理解」させ、さらに「再構築」と「記憶」まで管理するのです。本人の学力と志望にあったカリキュラムを作り、参考書で個別に教えますから、勉強のペースはいくらでもスピードアップできます。もちろん勉強のやり方、覚え方から指導し、ちゃんと身についているか、こまめにテストをする。自宅でのひとり勉強も完全に指定して管理します。すなわち集団授業の問題点をすべて改善した「独学」させる塾を作ったのです。最終的に初年度の第一期生はわずかでした。しかし、この中から早稲田、慶応、MARCH、医学部などの合格者を出すことができたのは大きな成果だと思います。
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予備校職員はなぜ高等学校を訪問するのか?

予備校の職員は高等学校を訪問することが多い。受験してもらった模擬試験の問題のよし悪しの聞き取りのためや、新しい教育課程の予測報告や、大学入試に関する講演会の講師の依頼を受けて、などなどである。かつて予備校にとって高校の敷居は高かった。講演会の講師の依頼を受けて行ってみると、裏門からこっそり入れと言われたこともあった。いまはそのような予備校アレルギーはほとんど払拭されている。高校を回っていると、今年のこの学校の三年生は勢いがいいな、前年の三年生と比べると雲泥の差があるな、などと感じることがよくある。なにしろ部活が盛んで体育系では総体に出場する部がいくつもあるし、ブラスバンドは県大会で金賞を取るといった具合だ。それでいて勉強もできる。模擬試験の平均偏差値は前学年と比べると五ポイントも高い。